農産物のグローバル化 # 108
日本の美味しい青果物のゆくえ
最近、青果野菜類の値段が高くなっていると感じ
ませんか? 品目にもよりますが前年比2倍や3倍に
なっていて、この夏の長雨や日照不足が影響して
いるのかなと思ったりしておりましたが、それだ
けではないようです。
アジア人、特に中国の富裕層が高い値段で日本の
美味しい野菜を爆買い、日本からの農産品輸出額
は右肩上がりで伸びているからです。
日本で生活する我々にすれば生活必需品だけに困
ったものですが、青果類の物価上昇は永続的に続
いていきそうです。
当サイト # 5 の記事後段で国内外の天候不順や中国
の需要拡大に伴う生活必需品である食品の値上げに
ついて少し書いております。
日本の食材輸出先一位は富裕層が集まる香港です。
香港では葡萄 3,000円、キャベツや白菜 2,000円、
梨 1,000円と言った感じで高くても売れています。
日本の生産者は高く売れる相手に売りたいので
外国人に売るルートがあれば、売りますし高値で
売れ続けたらその値段があたりまえになってしま
います。
外国人が高値で買ってくれるのは生産者にはあり
がたい話ですが、地元の消費者にはとても困った
話であります。
今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。感謝!