毎日の生活習慣を考える # 151
疲れにくい生活のすすめ
眠っても疲れがとれない、昼間にウトウトして
しまう車や電車に乗ったらすぐ眠ってしまう
そんな方は、睡眠中の「いびき」が原因で日常的
な疲労をまねいているのかもしれません。
私たちは運動をしなくても、毎日生きているだけ
で約1,500kcalのエネルギーを必要とします。
これは、呼吸にかなりのエネルギーを要して
いるからといわれています。
いびきをかくと、狭くなった気道で無理に呼吸を
しようをするため、通常の呼吸よりさらに
エネルギーを使うことになります。
これは細いストロー(気道)で風船(肺)を膨ら
ませようと しているようなものです。
すると低酸素状態に陥りやすくなるため、
酸素 供給量を維持しようと自律神経(交感神経)
が働き、 睡眠中に疲労を蓄積してしまうのです。
疲れにくい生活のすすめ。睡眠は6時間以上とる
夜更かしは自律神経によって大敵です。
寝ることは脳が休むこと。睡眠は6時間以上を
目安にしっかり取りましょう。
ぬるめの風呂に入る寝る1~2時間前、38~40℃の
ぬるめの湯で10~15分程度の半身浴をすると、
副交感神経が優位になり、その後体温が下がるとき
に眠りにつきやすくなります。
食べるときはよく噛んで、だ液に含まれるペルオキ
シダーゼという酵素には、活性酸素を減少させる
働きがあります。 よく噛むことで、だ液が多く分泌され、
さらに自律 神経を整えるセロトニンの分泌も促します。
なにもせずにボーっとする時間を持つ。 疲れには、
何よりも休息することが必要です。
一日の中でなにもせずにボーっとする時間をつくったり、
横にならずに目を つぶるだけでも疲れはやわらぎます。
疲労の原因は「活性酸素」であること、そしてその影響
をもっとも受けるのは「脳の自律神経」であり、疲労の
本質は「休んで!」という脳からのアラームであります。
日常に起こる疲労の原因が分かれば、対処もしやすく
なるはずです。
仕事や家事などなんでも完璧にしようと頑張るのは疲れる
もとです。できるところでは上手に手抜きをして、効率よく、
疲れない毎日を 過ごしていきましょう。
今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。感謝!